おしゃべり

続・「絢’s Room」結成秘話

矢野絢子ブログの「絢’s Room」結成秘話がその1からいっこうに進む気配がなく、なんなら忘れてしまいそうなので、引き継ぎます!(矢野さんより修正ございましたら適宜いたします。)

えーと、そんなこんなで「耳六」が結成されたわけですが、

  1. そもそもライヴを配信することは楽しいのか(演者もお客さんも)。
  2. どのような配信システムを使うのか。
  3. どのような機材でどのような音作りをすればいいのか。
  4. それらを有料で行うにはどうすればいいのか。

などというところがまだ不明なまま。
そこで、すでにライヴ配信をやっていた高松のラフハウスさんで勉強させてもらおうと「耳六」で高松に向かいました。これが前回までのおはなし。

高松ラフハウスでは、矢野絢子のライヴ配信を4/12と4/23の2回やらせていただく機会があり、その2回を通して「目の前にお客さんが居なくても、画面の向こうに居てくれて、そこに向かってうたうことで満たされる」という感想を得た矢野さん。
生のライヴとはもちろん異なるけれど、確かに手応えはあった。そしてお客さんも、配信ならではの「コメント」というかたちでのレスポンスを楽しんでいただいている様子(もちろん全員がそうなのかはわかりませんが)。

まずはこのラフハウスでの貴重な2回で、ライヴ配信の根本的な意味を見いだせたのは大きかったと思います。

1ばんめ、クリア。

高松ラフハウスでのライヴ配信のようす

矢野さんが「配信、やってみようと思う」と言い始めたときは、みんなが配信についてざわざわしていた頃で、配信どうなの?いろんな配信のシステムがあるみたいよ?有名なのはYoutube?どうするどうする?と、やったことがないので決め手がない、みたいな状態でした。
そこについても、ラフハウスが利用していた「ツイキャス」という配信システムを利用することに。設定した料金での有料配信が可能な点と、使い方で迷ったときに、利用者が多いため検索すればなんらかの答えにたどりつきやすいという点などを鑑みて。

よし、2ばんめは「ツイキャス」でやってみよう(でもツイキャスってややこしいですよね!わかりやすく誘導することが今後の課題です)。

テスト配信でのセッティング

そして忘れてはならない、ライヴでもっとも大事な音作りについて。これはいまだに試行錯誤の連続です。なにしろライヴ会場と違って、画面の向こうにいるお客様が視聴している「モノ」がそれぞれにまったく異なるのです!パソコン?スマホ?それをスピーカーにつないでいるのかそのまま音を出しているのか、ヘッドホンやイヤホンにつないでいるのか?
いったいどこに照準を合わせるのがベストなのかを、これまたラフハウスの音響スタッフのかたに心得を学び、裕矢と矢野さんで音作りをしています(振り返ってみると、ラフハウスの皆様に大変お世話になりました!その節はありがとうございました!)。

実際に現場で音を出しながら配信用の音を作らなければならず、これがなかなか難しい様子。その都度、録画録音したものを聞き直して、微調整しながらやっています。

あとの機材と言えばカメラとスイッチャー(スイッチャーは無くてもOK。何台かあるカメラを切り替えるものです)。これらは裕矢がガサゴソと用意してきて、1台はこっそりシマフミにも借りたりなんかして(通称フミカメラ)、ガッチャンコして、音と映像をパソコンの中で合わせたものを皆様に配信しているわけです。

よしよし、3ばんめもイケそうだ。

ジウニツキノウタ6月「KIKI」より

あとは4ばんめの、配信のクオリティを高くすることを目標に、有料でも納得してもらえるものにしたい!というところです。

実は矢野さんが「配信をやる」と言ったときちょっと驚きました(みなさんもきっとそうでしょう)。でもすぐに納得しました、ただ歌っている姿を垂れ流す配信ではないということは分かっていたし、いまこの瞬間にも自分に問いかけあたらしくなっている矢野絢子だと思えたからです。
そうなれば、やる、それが耳六!
うたが良いのはもう確信しています。しかし、配信が止まったり、何か予測できない事件が起こった時に対応できるかなどの不安がチラつきます。

それを払拭してくれたことが私の中でふたつありました。

ひとつは、隠れていた(?)矢野絢子の才能「スタイリング」です。
配置や小道具のセッティングは前日までに矢野さんがおおむねやってくれているのですが、それがもうとっても素敵!アップライトピアノが置いてある部屋は耳六機材を搬入したら残りは少しのスペースになります。そうとは思えない奥行きを感じられる空間と世界観が、矢野さんのスタイリングによって生まれ、ただの配信とは言えないライヴステージとなりました。さすが模様替えが趣味の女!

そしてそしてもうひとつは、耳六第三の男、裕矢のひとことでした。
準備をしていてなんとなく不安な我々に、「とにかくやってみようや。全部がわかった上でやるのはもちろん理想やけど、今はとにかく早くやりはじめるのが大事やと僕は思う。」

けっこう考えてから動くタイプの私は、裕矢のこのことばに実は静かに感動していました。まだみんな模索している状態だからこそ、失敗を恐れず早くやり始めようという、前のめりなエネルギー。矢野さんはまあ言わずもがな初動が早いタイプなんですけど笑、裕矢はきちんと自分で納得がいくまで調べた上での素早いタイプなので、それも踏まえてなんだか力強くて頼りになるなぁと思ったことでした。
(耳六は、絢子=とにかく素早い、裕矢=考えて素早い、衣代=熟考、なのでこういうときとてもバランスが良いです。これについてはまた後ほど書くかと思います。)

これで4ばんめもクリアか!?(この結果については・・・配信をご覧いただければ本当にうれしい!)
そんなこんなでテスト配信を終え、5月8日、第1回「絢’sRoom」ミニライヴを迎えたのです。

(あ~~長くなってしまった~。後半に続く!)

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