あっという間にもう10月じゃないですか。
9月は何をしていたんだ。
月初にツイキャス徹底解説やったあと、「QUEEN」を配信したり、ジェットウォンこと黄啓傑さんが来高して配信したり。
最終的に耳六全員隠岐の島にいた。
なぜなんだ。
そして気が付けばもうすっかり秋に。
なぜなんだ。
9月11日(金)「QUEEN」配信の日
高知は午前中から激しい雷雨。矢野がパンクなら天気もパンク。だけど雨が上がれば光が射すんだ。そんなQUEENは矢野絢子によって真っ赤なステージが出来上がっていた。
この日は耳六全員いつもより早く集合できたので色々と念入りにチェック。特にシマフミヴァイオリンのマイクが本日のニュー機材。ヴァイオリンに装着できるタイプなので、自由に動ける反面、強弱の付け方など力量が問われる。が誰もそこは心配しない信頼のシマフミヴァイオリン、配信3日前に誕生日を迎え〇歳に。〇はご想像におまかせします。
そして耳六みんな大好きカメラのGoProも新しいやつ1台追加。でもコイツがなぜかへそを曲げて言うこと聞かない。なぜかちょっとズレている。映像と音が、じゃなくて、画面が横にズレている(笑)。意味不明やと思いますがそうなんです。それがコイツの個性なのか。めんどいけど可愛げがなくもない。本番までになんとかなだめすかしてがんばってもらう。
そうだ、そして、絢’sRoomの中の、我々耳六の機材セッティングの位置も少し変えたのだった。裕矢カメラが動きやすいように若干の移動。そのカメラもスムーズに動けるよう裕矢お手製の「三脚載せるキャスター」に装着してバッチリ。少しでも良くする少しでも良くなる。
演奏は1曲目からかっ飛ばしてゆく。パンクだからしょうがない。だけどただただ突っ張って、突っ走って、見えなくなってしまう矢野絢子じゃない。ちゃんと立ち止まってぶっきらぼうだけど振り返って、時には待っていてくれたりする。そんな今の矢野絢子が見えた。MCで、「QUEENはなぜかお客さんが多かったし好きなひとが多かった」と言っていたけど、わかるぜ。誰もが心の中に闇を持っているからそれを表現してくれる矢野絢子に惹かれてしまうんだ。だけど今の矢野絢子も、きっと、大好きだ。ひとは変わっていいんだ。
9月12日(土)餃子の日
ジェットウォン氏が翌日の緊急配信のため緊急来高。すべてが緊急。某配信スタジオに到着するや否や、念入りに配信の準備をするかと思いきや、なぜか餃子を振舞ってくれるらしい。前日にそんなことでいいのか。しかしそんなジェット氏の餃子に釣られておとなこどもが集まる。人数を確認したジェット氏の「餃子200個やな。」という呟きに恐れおののくがジェット氏は平然。材料を買い出し、黙々と餃子の種を作り始める。
いっぽう耳六はジェット氏配信用のセットを作り始める。出演は基本的にジェット氏おひとりのため、カウンターを設置して雰囲気を出す作戦。そのカウンターを手作りする。途中シマフミの娘(4)が乱入してお手伝いするも、しょっちゅうシマフミにおこられる。矢野絢子は「昼寝したい」「昼寝したい」とずっと言っていた。
カウンターも概ね完成したところで餃子チームも200個を包み終える。ここからジェット氏がひたすら餃子を焼いていたが、前日夜にそんなことでいいのか。ありがたい。餃子とてもおいしかった。
9月13日(日)「ジェットラグ」配信の日
気が付けば矢野家3日目だ。もう住めば!としょっちゅう言われている。しかし今日は午前中は別行動で、矢野氏およびジェット氏は矢野父の茶畑に草刈りに行っている。今日こそ念入りに配信の準備をするかと思いきや、当日にそんなことでいいのか。私は昨日のカウンター製作の続きをやり、いい感じに出来上がった。
午後、ここら辺でようやくジェット氏がトランペットを吹き準備を始めた。裕矢も合流し、会場セッティングを開始する。
「散らかった感じにしたい」というジェット氏の意向を受け、ジェット氏のシャツを掛けてみたり、小物を置いてみたりとスタイリングして、とてもかわいいステージが出来上がって満足の耳六。「楽しい・・・」とジェット氏が呟いていたのがツボ。
セッティングと打ち合わせが終わったところでまたもジェット氏が餃子を焼き始める。配信直前にそんなことでいいのか。って何回言わせるんスか。でも餃子はうまいので遠慮なくいただく。うまいっす。
「ジェットラグ」とは「時差ぼけ」という意味らしい。なんとなくジェット氏のパフォーマンスと雰囲気が合っていて、好ましい。今となっては幻のCDウォークマンを多用したことでラグ(というか独特の間)が生じ、なんとも言えない味となる。ドキドキで始まった配信だったけど途中からジェット氏も温まってきてノリがよくなる。全国津々浦々たくさんのかたに見てもらえて、これぞ配信の醍醐味。耳六にとっても矢野絢子以外を配信するの初めてだったそういえば。後半より矢野絢子がピアニカでゲスト出演。登場した瞬間酔っぱらっている。おまえは隣の部屋で何をしていたんだ(答え=飲酒)。だけどとっても良い演奏(絡み?)を見せました。ゴキゲンでステージを終えた矢野さんはその勢いのままスタッフ席に来て初のスイッチング!スイッチャーをガチャガチャやるもんだから「壊れる壊れる、こ・わ・れ・る!!」といきなりしかるけど当然聞いてない。そんなこんなで楽しく終了。黄さん、耳六に経験と餃子をありがとうございました。
9月21日(月・祝)「レッツ!ニューイヤーフェスティバル2020」と「絢子便り」生配信の日
その翌週、島根県は隠岐の島海士町(おきのしま・あまちょう)の「なかむら旅館」で朝飯をおかわりしている耳六がいた。
そもそもの話は、今年の6月に矢野絢子とMC25POPがなかむら旅館から配信した絢’sRoom番外編「旅の女」にさかのぼる。配信するから耳六も行きたいなぁ、もしかして裕矢が行けるかもしれない、となったが結局そのときは色々な都合で行けなかった。行けなかったもんだからなかむら旅館のテツさんが配信の設定もカメラもスイッチも全部やることになった。テツさんは、日ごろから楽器の演奏もするし動画も撮るし作るし配信もするしで基本すべてできるひとである。だけどテツさん全部やるのが大変すぎた(当たり前)。
それでその配信が終わった後、今度は耳六もなかむら旅館に行って、配信して遊ぼうということになった。そして詳しい内容は一切不明のまま、とりあえず9月の連休に行こうということだけ決まり、迎えた当日。
まず海士町に着くと、「小心ズ」がいた。
話せば長いがもうすでに充分長いので遠慮せず話すけど、小心ズはなかむら旅館で2週間もの独自合宿をしていた。そこへ矢野絢子とMC25POP(免許取り立て)が遊びに来るという。奇しくもその日は、「レッツ!ニューイヤーフェスティバル2020」がオンラインで開催される最終日であった(当フェスは神奈川県相模湖のキャンプ場でおこなわれていたが、2019年台風19号の被害を受けこのようなかたちとなった模様)。それに出演する予定だった小心ズが、何も知らない、本当に何も知らない矢野絢子とMC25POPを巻き込んで勝手に出演することが決まっていた。グイグイ来るじゃん、小心ズ。
とにかく割と大きなイベントの中で、中継で配信されるんだな。ということは、そちらがメインで、耳六の独自配信をやる時間はないかもしれない。
と正直思っていたが、第一の奇跡。
場所はなかむら旅館ではなく、ヒスカ海岸の前にある「きたや」さんでやると言う。ヒスカは矢野絢子がロケ配信したい場所であった。
第二の奇跡、機材問題。
当初は「なかむら旅館に機材あるきなんちゃあ持っていかんでかまん」ということだったのだが、イベント配信でなかむら旅館の機材を使うため既にセッティングしており、それも使えそうになかった。しかし。なんと。
耳六は最低限の配信ができる機材を持ち込んでいたのだ!なんて用意周到。
そして第三の奇跡、通信問題。
きたやさんのWi-Fiが海岸まで届くではないか。
様々な条件が奇跡的に重なり結果カンペキであった。
フェスの配信もちょっとトラブルがあったみたいだけどなんだか夢の中のように終わり、ついでに耳六も出演し、終わったらソッコー海岸に移動。機材が少ないのでテキパキとセッティングして、あの生配信に至ったわけです。流れで小心ズにも出演していただき、逆にわけわからんかったと思うが、リラックスした最高のいいやつが撮れました。ありがとうございました。
そのころテツさんは旅館の仕事をするために海岸から帰らねばならず、「配信で遊ぶ」までは叶わず。でも次に行ったらドローンを飛ばすという野望が生まれたのでまた行きますね。
そうして無事に配信を終えミッションコンプリートした耳六と矢野絢子MC25POP&小心ズは最後の晩餐で、目の前にあった希少で高価な隠岐牛をそうとは知らずスキヤキの序盤ですべてぶち込み、なかむら旅館スタッフのカズさんを死ぬほど驚かせた。めっちゃおいしかった。
10月4日(日)A'bar「彼女について」配信の日
ようやく現在に追いついた。というかここからは未来日記だ。
いよいよ明日は、ここ高知から配信します。
いろんなところに行って、いろんなことをして、いろんな気持ちになって、いろんなことを吸収した耳六がお届け。たのしいこと間違いなし!
配信チケット購入先はこちら
https://twitcasting.tv/c:yanojunko/shopcart/26571
■配信内容
大阪&高知で開催される矢野絢子レコ発ワンマンLive「12th.album『彼女について』Release party」の高知編をツイキャスプレミア配信します!!
やっと東京チームと会えるうううううう!!
みんな、どんなんなってるのか楽しみいいいいい!!
高知公演ではシマフミもシットイン&耳六による配信もあるYO。わっしょいわっしょい!!覚悟しろ!
みんなで空気震わすぜ。
■配信日時
2020年10月4日(日)19:00~
(10/18までアーカイブでご覧になれます)
■チケット料金
プレミア配信ライヴ 2,500円
■出演者
矢野絢子vo.p/黄啓傑tp/さいとうりょうじg/見谷聡一per/嶋﨑史香vln
■会場
A’bar(高知市追手筋1-10-16)
■配信チーム
耳六(ミミロク)
旅のハイライトとしては、このヒスカ海岸で海に入りクラゲに刺されました。
また書きます。