あっという間の90分。
1曲1曲が短いから?
いやいや、時計の針はきちんと進んで90分経っている。
それくらい集中力と楽しさが同居するJOKERのステージでした。
まずはセッティング&スタイリング裏話を。
ごらんいただいた皆様はおわかりだと思いますが、ひじょ~~~~~~~~に、暗かったですよね、画面!!最初、「暗っ」って思いませんでした?
「とにかく、とにかくぅぅぃう!とにかく暗くして!!」
というのが矢野絢子ご所望のJOKERのイメージ。
前回のQUEENは真っ赤なイメージだったのに対して、JOKERは真っ暗なんですね。なるほど。矢野絢子と嶋﨑史香、ふたりの衣装も黒。
カメラの設定もできるだけ暗くしました。下の写真は「明るさ」じゃなくて、「暗さ」調整している場面です。どれくらい暗く映るように設定したかというと・・・。ピアノの奥に暗幕が見えますよね?これがカメラを通すと布と分からないように!暗闇になるように!それくらいに調整しました(裕矢が)。今回のセッティング、その「暗闇」に一番時間をかけましたね実際。
そして本番。
調整の甲斐あって、イメージ通りの黒、暗闇に浮かびあがるふたり。矢野さんもライヴ終了後にアーカイブで確認。「見て!!」(見てる)「この黒!!!」「黒い!!!」「この黒がっ!!!」「見てちや!」(見ゆうちや)「最っ高!!!」「えいねぇ~~黒っ!」と2分に1回言うくらいとにかく喜んでいました。本当に良かったです。
(※画面の明暗は皆さんが見ている環境によって多少異なります。)
それくらい暗かったから、もしかして「暗いな~」と思ったかたもいらっしゃるかもしれません。がしかし。がしかしですよ!
これぞ配信!しかもジウニツキノウタって毎回違うから毎回イメージに合わせてチャレンジできる!それがありがたいし楽しい。皆様にも飽きることなくいろんな演出を見ていただけたらなぁと思います。今回はこの「暗闇」に挑んだわけで。ライヴハウスではあり得ないこの暗さをなんなく乗り越えて行けるところがおもしろいですね。
皆様もそういう部分を一緒に楽しんでもらえたら、もう最高です。
JOKERのうたたちはと言うと、なんというか圧巻でした。次から次へと息つく暇もないくらいにたたみかけてくる!!そんな感覚でした(1曲1曲が比較的短く、個人的にやることが多かったのでそう感じたのかも笑)。
QUEENがズッシリだとしたらJOKERはもう、1曲ごとに軽く通りすがりにザクザク切っていかれる、しかも笑いながら。ってちょっと怖いイメージが浮かびましたけれども。ヴァイオリン嶋﨑史香がJOKERを振り返ったブログで「少年っぽいイメージ」と書いていたけれど、暗闇の中であってもそんなふうに感じる「軽さ」がJOKERにはどこかあるのかな、と思いました。
暗闇に映るものは、化け物でも悪人でもなくて、誰でしょう。
皆さんはどう感じましたか?また感想など教えてください。どっかで。
えー、そしていつものごとく多少の失敗もありつつ(気になるひとはアーカイブをご購入ください!!)、でもあっという間の90分。
実は今回、カメラ3台でした(本当に裏話だなぁ)。いつもは4台仕込んでいるのですが。
1台少ないことによって、いつもよりカメラの切り替えに若干の迷いが。そしてどうしても手持ちの裕矢カメラを多用することになり裕矢も作業が増える。ということになって、終わった直後にはデメリットを多く感じたのですが、いや待てよと。逆に3台だったから、この暗さを追求できたんだなと、今は思っています。
「前回良かったから今回もそうしよう」という気持ちじゃ無くて、場面場面でフレキシブルに対応していける耳六でありますように。
・・・まぁ、その心配は無用ですね、絢子と裕矢はとどまることを知らん。カツオみたいに泳ぎ回っております。
さあそんなJOKERでしたが、あと1週間は購入可能!!(10/23まで)
これもやっぱり配信のいいところだなぁ。あのライヴ良かったよ~って言われて、あとから買えるってなに。すごい。ぜひ。
購入はこちらから。
https://twitcasting.tv/c:yanojunko/shopcart/26322
そうそう、9月のQUEENから1曲ピックアップした動画を矢野絢子チャンネルにあげています。アンコールで演奏した「女の証」です。
10月JOKERからも1曲抜粋予定です。さて何の曲かな?
そしてそして次回は11月「郷」。ガラリと違うセッティングになりそうです!そちらもお楽しみに!!
では、また書きます。